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2016/07/09

加齢による難聴を予防する

耳の老化は20歳を過ぎたころから少しずつ始まると言われています。年齢とともに耳の聞こえが悪くなったと感じる人は増え、特に60歳を越えると、4人に1人が聴力の低下を自覚するそうです。

 

耳の病気(中耳炎や突発性難聴など)による聴力の低下は、年齢に関係なく若い人でも起こりますが、加齢とともに起こる聴力の低下は、いわゆる老化現象の一つで高齢者に起こるものです。

 

 

■加齢性難聴(老人性難聴)の原因

このような加齢による難聴を、加齢性難聴(または老人性難聴)と言います。これらの難聴は、内耳にある「蝸牛(かぎゅう)」と呼ばれる部分にある細かい毛をもつ「有毛細胞」が、折れてしまったり抜けてしまったりして壊れることで起こります。

音は振動になって有毛細胞に伝わり、有毛細胞はそれを電気信号に変えて脳に伝えています。人はこの一連の流れによって音を認識していますが、加齢によって有毛細胞が壊れると、それまでのように音を認識できなくなってしまうのです。

 

■加齢性難聴(老人性難聴)の症状

一般に加齢性難聴は、片耳だけに起こることはまれで、両耳が同じように聞こえにくくなる場合がほとんどと言われています。また、有毛細胞は、蝸牛の根元にある振動回数の多い高い音を聞き取る部分から壊れていくそうで、その結果、高い音から聞こえにくくなるようです。

例えば、ふだん私たちが話している言葉であれば、振動回数が多い「さ行・か行・は行」などの子音が聞き取りにくくなります。「佐藤さん」と「加藤さん」といった、子音から始まる苗字の違いなどが聞き分けられなくなるそうです。

 

■加齢性難聴(老人性難聴)の予防

このような加齢性難聴は、加齢によって起こるため、完全に予防することはできません。ただし、日頃から血流を良くするようにしたり大きな音を避けることで、進行を遅らせることはできるようです。

耳の中の血管は非常に細いため、血流障害が起こると有毛細胞に酸素や栄養が行き渡らなくなるめ、それらが壊れやすくなります。そのため、こうした血流障害を起こす原因になる高血圧や高血糖、高コレステロールといった生活習慣病を防ぐことが大切です。

 

 

また、大きな音によって起こる振動は、有毛細胞を大きく揺らすことになるため、これも有毛細胞が壊れる原因になります。日頃から、できるだけ大音量や騒音を避け、耳を酷使しないことが大切です。

最近は、ヘッドホンを使用する携帯型音楽プレーヤーなどで耳を酷使する人が増えているためか、加齢性難聴(老人性難聴)を自覚する年齢が若くなってきていると言われていますので注意が必要です。

 

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