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2016/03/08

深刻な大型バス運転手の不足と高齢化

ネットのニュースを見ていたところ、大型バスの運転手不足や高齢化が深刻さを増しているといった記事がありました。海外からの観光客の増加でバスに対する需要が伸びるなか、肝心のバス運転手がいないようです。

 

今年初めに起きた長野県軽井沢町でのスキーバス転落事故の際も、バス運転手の労働環境の悪さや高齢化の問題が指摘されましたが、それを裏付けるような内容の記事でした。

 

記事によれば、バス運転手の月間労働時間の平均は209時間だそうで、全産業平均の177時間を大きく上回っているそうです。そして、年間所得の平均も440万円とのことで、これも全産業平均の469万円を6%以上も下回っているようです。

 

旅行会社の格安ツアーによって、バス事業者に入ってくるお金自体が少ないようですから、それがバス運転手の長時間労働や低賃金につながっているのでしょうね。

 

最近の若い人の言葉で言うなら、ブラックな仕事といったところでしょうか。これでは、バス運転手になりたいと思う人すらいなくなると思います。

 

実際、バス運転手に必要な大型二種免許の保有者も減少傾向にあるそうで、40歳未満の保有者は全体の10%にすら満たないそうです。バス運転手の平均年齢は48.5歳だそうで、全産業平均年齢の42.0歳より高く、6人に1人が60歳以上とのことでした。

 

人は加齢には勝てないですからね。いくら健康を維持していますといっても、年齢が高くなればなるほど体力や視力は衰えます。バス運転手の高齢化が進めば進むほど、バス事故のリスクが高くなってしまうと思いますね。

 

また、バス運転手を雇うバス事業者も、経営状況が悪化しているそうです。乗合バスの約7割が赤字だそうで、バス事業者の経営破綻も発生しているようです。こうした状況も、バス運転手の長時間労働や低賃金の原因になっていそうですね。

 

 

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