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2016/03/17

出演者の経歴詐称に対するテレビ局の責任

同僚から、テレビの報道番組などにコメンテーターとして出演している経営コンサルタントが、自身の経歴を詐称していた…といった話しを聞きました。週刊誌の記事が話しの発端のようですが、それによると、自身の公式ホームページで、長年に渡って実際とは異なる経歴を掲載していたようです。

 

今回の件がきっかけで、今後の活動を自粛するそうですが、テレビ番組のコメンテーターに起用されるくらいですので、それなりの評価はあったのでしょう。でも、嘘は良くないことですし、コメンテーターとはいえ、報道に関わっているのであれば、経歴の詐称なんてしたらダメですよね。

 

例えば、これが国務大臣の経歴詐称だったとしたらどうでしょうか。恐らく、それだけで野党からは辞任要求が出されるでしょうし、当然、首相の任命責任も追及されるでしょう。そして、そうなったら、報道番組はここぞとばかりに与党を攻めますよね。やはり、ふだんは言う側にいる人が、言われるようなことをしたら問題だと思います。

 

ただ、詐称した方の気持ちは分からないでもないですけどね。経歴よりも実力だ…とは言っても、やはり○○高校卒よりも△△大学卒のほうが立派に見えますし、経営コンサルタントであれば、海外の××大学でMBAを取得しました…といったほうが評価が上がりますから。

 

取引先一覧にも、名前も知らないような小さい会社よりは、名前の通った大きな会社を書いたほうが良いですし、売上だって、小さいよりは大きいほうが良いと思います。経営コンサルタントとしては、このくらいの経歴が無いとダメだろう…といったことを考えた上での詐称だったのではないでしょうか。

 

それに、就職するときに書く履歴書での学歴詐称や職歴詐称もそうですが、こうした経歴の詐称は、少なくとも詐欺や私文書偽造といった犯罪には当たらないですからね。詐称に対する抵抗感も、あまり無かったのかもしれません。

 

でも、詐称が明るみになれば確実に信用を失いますし、会社に損害を与えた場合や、会社の判断を誤らせた場合には、損害賠償責任を負う可能性もあります。失うもののほうが大きいと思うのですけどね。特に経営コンサルタントといった仕事での経歴詐称は、責任を追及される確率が高いのではないでしょうか。

 

また、今回の件について、この経営コンサルタントを出演させたテレビ局はどのような対応をするのか気になりました。首相の任命責任ならぬ、会社の採用責任の話しですからね。何となく、自分たちは被害者といった言い訳で済ますような気がしますが、事情を説明してお詫びをするくらいでないと、テレビ局も信用を無くすと思います。

 

 

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