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2016/03/04

この程度の発言で大臣を辞任させるの?

経済再生担当相に続いて、今度は環境相が野党の新たな辞任ターゲットになったようですね。環境相が自身の講演会で発言した内容について、先日の国会で取り上げられました。

 

除染について「反放射能の人がワーワー騒いだ」。環境省について「今まではエコだの何だのと言っていれば良かった」。メディアについて「自分の身を安全なところに置いて批判していれば商売が成り立つ」などと発言したようです。

 

言葉は選んだほうが良いと思いますし、前提条件などがあれば、それを正確に伝えたほうが良いと思いますが、それほど間違っていることは言っていないのではないでしょうか。少なくとも、これで大臣を辞任しないといけないとは思えませんでした。

 

それよりも、年間被曝量を1mSv以下とした除染の基準についてなどを、しっかり議論したほうが良いのではないかと思います。1mSvを超えたら危険といった認識が広まっていることが、避難している方の帰還を遅らせている原因の一つになっているのは事実だろうと思います。

 

ICRP(国際放射線防護委員会)という団体が線量基準を出していますが、それによれば、平時は確かに1mSv以下ですが、今回のような緊急時は20~100mSvの間。そして、ある程度収束したら1~20mSvの間。といった数値が基準になっています。

 

平時は1mSv以下ですから、長期的にはそうするべきかもしれませんが、1mSv以下を目標にするのであれば、いつまでにそれを行うのか。費用的な問題があるなら、どこかで妥協するのかなど。

 

また、避難されている方で帰還を希望される方には、どういった選択が可能なのか。その選択肢は広げられるのかなどを、一つずつ解決していくほうが前向きな対応だと思いますけどね。

 

一番困るのが、今回のような発言に対して、メディアが言葉尻をとらえるような対応をすることです。それによって、議論すること自体がタブー視されてしまい、その結果、復興が遅れてしまいます。

 

野党の皆さんが与党を攻めたいと思う気持ちはわかりますが、被災地のことも考えて欲しいですよね。震災時、政権を握っていたのは、今の野党の皆さんなのですから。

 

 

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