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2016/01/28

生きるか死ぬかという危険に立ち向かう救助隊

静岡市の消防航空隊が、ヘリコプターを使った山岳救助活動について、活動範囲を標高3,200メートルまでとする高さ制限を設定したそうです。

 

2013年12月、富士山の標高3,500メートル付近で起きた滑落事故の救助活動中、ヘリコプターに登山者を収容する際に救命用具が外れて登山者が落下し、その後に亡くなるという事故があったのですが、それが今回の高さ制限を設定するきっかけになったそうです。

 

この事故では、亡くなった登山者の遺族が、救助活動に問題があったとして損害賠償請求訴訟を起こしていますので、そういったことも今回の判断に影響したのかもしれませんね。

 

冬山での滑落事故ですので、生きるか死ぬかという状況にある人たちの救助活動だったのは間違いないと思いますし、当然、救助する側も生きるか死ぬかという危険の中で活動していたと思います。

 

救助活動をされた方も、人命救助という高い志しで任務に挑んでいたはずですし、そうであったからこそ、もともと高い標高を得意としないヘリコプターで標高3,500メートル付近の救助に向かったのでしょうから、救助活動そのものは賞賛に価すると思います。

 

ただ、救助活動で亡くなってしまった人が出てしまった以上、責任は問われてしまいますよね。生きるか死ぬかの危険な状況であっても、救助のプロとして失敗は許されないですから…。

 

今回の高さ制限によって、今までなら助けられた人が、これからは助けられなくなるかもしれませんが、二次災害を防がないといけないということもありますからね。これが正解というものが無い難しい問題だったろうと思います。

 

天候も変わりやすく、地形も険しい山岳であるからこそ、ヘリコプターによる救助活動が有効なのだと思いますし、それにより、今までもたくさんの命が救われてきたと思います。救助活動中の落下事故という結果は残念ですが、消防航空隊の皆さんには、今後も頑張ってほしいと思います。

 

ちなみに、静岡市の消防航空隊は、隊長以下、救助隊員4名、操縦士3名、整備士2名の合計10名チームで活動しています。また、使用しているヘリコプターには、愛称として、静岡市の鳥として親しまれている「カワセミ」の名がつけられているのですよね。

 

カワセミは、清流に棲む水辺の宝石と言われている鳥で、空中で制止して小魚などを捕まえますが、その姿がヘリコプターによる救助活動に似ていることから、カワセミという愛称に決まったそうです。

 

 

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