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2015/12/27

認知症を予防するには?

厚生労働省の認知症施策推進総合戦略(新オレンジプラン)という資料によると、2025年の認知症の有病者数は約700万人になると推計されています。同年の65歳以上の高齢者は約3,600万人と推計されていますので、高齢者の5人に1人が認知症になっている計算です。

 

■自分らしく生きる

年齢とともに記憶力が低下するのは仕方のないことですが、年齢相応以上に記憶力が低下し、生活に支障が出てしまうのが認知症です。記憶というのは、自分らしさを保つ。自分らしく生きる上で大変重要な機能ですが、認知症になると、それらが失われてしまいます。

この認知症を予防するには、MCI(軽度認知障害)と呼ばれる、年齢相応以上の記憶力の低下を防ぐことと、MCI(軽度認知障害)を早期に発見し、生活に支障が出る前に適切な治療を行うことの2つがポイントになりそうです。認知症を予防して、自分らしい人生を全うしたいですね。

 

 

■MCI(軽度認知障害)とは

脳内ネットワークという脳の働きに異変(ネットワークのつながりが弱くなる)が起こっている状態をMCI(軽度認知障害)といい、その状態になると、足の機能に異常がないのに歩く速さが遅くなる(歩行速度が秒速80cm以下になる)。足の裏にかかる圧力が一定ではなくなり、ふらつきやすくなる。歩くリズムが崩れてくる。といったことが起こります。

 

■MCI(軽度認知障害)を見つけるには

MCI(軽度認知障害)になると、以下のような変化が見られるようです。

・外出するのが面倒になる
・外出時の服装に気を遣わなくなる
・同じことを何回も話すことが増える
・小銭の計算が面倒になり紙幣で支払いを済ませる
・手の込んだ料理を作らなくなる
・味付けが変わったと言われる
・車をこすることが増える

これらのうち、3項目以上当てはまったら専門医に相談したほうが良いということです。

 

■ライフスタイルを改善してMCI(軽度認知障害)を予防する

・運動:早歩きや筋力トレーニング
・食事:塩分や脂肪分を控えて野菜や果物や魚を増やす
・認知トレーニング:記憶力のゲームなどをする
・健康管理:血圧の管理や健康診断の受診

といったことが、MCI(軽度認知障害)を予防するためには重要です。

MCI(軽度認知障害)では、歩く速さが遅くなる。ふらつきやすい。歩くリズムが崩れてくる。といった歩行機能の低下が起こりますので、そこに注目し、日頃から歩行能力を高めるような運動をするように心がけると良さそうです。

歩行運動は、脈拍が1分間に120回程度になるような早歩きを1日1時間、週に3回行います。これによりVEGF(血管内皮細胞増殖因子)やBDNF(神経栄養因子)が増え、MCI(軽度認知障害)の予防につながります。

また、何か考えながら運動すると、脳内ネットワークが活性化され、脳の機能や記憶力が向上するという説もあります。

 

■MCI(軽度認知障害)になったとしても

MCI(軽度認知障害)と診断されても、必ずしも全員が認知症になるというわけではありません。MCI(軽度認知障害)から悪化せずに過ごせる人もいれば、逆にMCI(軽度認知障害)から正常に戻る人もいます。MCI(軽度認知障害)になっても悲観せず、適切な治療を続けることが大切です。

 

 

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