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2015/12/13

楽観視できない状況

先月の23日、靖国神社の公衆トイレで起こった爆発物を使った事件について、多くのメディアは、記事の見出しを「爆発音事件」として、「爆発音がした事件」「爆発音がして不審物が見つかった事件」といった表現をしていますね。

 

「爆発音騒ぎがあって調べてみたら近くの工事現場の音でした」といった話しなら「爆発音事件」でも良いと思いますが、「爆発音があり、公衆トイレの天井と内壁が燃える事件が発生した」「爆薬と疑われる物体が発見された」「爆発物処理班が鉄パイプ状の物体を回収した」といった状況は、どうみても「爆破事件」ですよね。

 

公衆トイレといった、誰が利用してもおかしくない場所で爆発物を使うようなことをテロと言うのではないでしょうか。たまたま近くに人がいなかったから人的な被害が出なかっただけで、そうでなければ大変なことになっていたと思います。

 

確かに、爆発音がしたのは事実で、その事実を記事の見出しにしているといったことかもしれませんが、爆発音は事件の本質的な部分ではありません。そうした断片的な部分を本質であるかのように伝えるのは良くないですね。

 

また、9日には容疑者逮捕の報道がありましたが、その内容を見て非常に驚きました。容疑者が再来日した際、「砂状の火薬のようなものやタイマー装置のようなものを持っていた」といったことが、捜査関係者への取材で分かったそうです。

 

「再び爆発物を仕掛ける意図で入国した疑いがある」そうで、一回目が失敗したから改めて犯行に及ぶつもりだったようです。そして、容疑者の母国は、こういう危険物を持って飛行機に乗れる国なのですよね。

 

落書き、放尿、放火と、年を追うごとに靖国神社に対する犯行がエスカレートしていますが、そうした中で起こった爆破事件です。楽観視することはできない状況になっているとの認識を持ったほうが良いと思いました。

 

 

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