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2015/11/04

人事考課という制度

先日、取引先の人と飲みに行ったのですが、そのとき「人事考課って難しいよね」という話しになりました。まあ、人を評価すること自体難しいですからね。そういう気持ちになるのもわかります。自分も、そういう仕事はあまりやりたくないですし…。


彼の会社では、成績・能力・情意の3つで考課するというやり方をしているそうです。この考課の方法はわりとよく耳にしますので、恐らく標準的なやり方なのだろうと思います。成績考課は仕事の質や量で。能力考課は、知識や技能、判断力、企画力、折衝力や指導力などで。情意考課は、責任性、積極性、規律性や協調性で考課するのですよね。


彼がいう「人事考課は難しい」という話しですが、具体的には「能力はそこそこで運よく結果が出た人のほうが、能力は高いのに運悪く結果が出なかった人よりも成績が良くなってしまうのは良いのだろうか」ということでした。話しの感じでは、「人事考課は難しい」というよりも、そうした「人事考課は納得し難い」という感じでしたが…。


確かに、「運よく宝くじに当たった」というならまだしも、「運よく賞与を多くもらった」という話しは微妙ですね。もらった本人はうれしいでしょうけど、それを見た周囲の人には納得感がないというのもわかります。


ただ、人事考課「制度」ですからね。制度という以上はルールに従って考課するしかないと思います。納得がいかないから恣意的に何かをしますというほうが良くないですよね。人事に関することでそんなことをしたら、かえって問題になってしまうと思います。


成績考課というのは、「過去の実績によって賞与を決めるもの」でしょうから、運の良し悪しは別にして、成績が良かったのなら「良かった」とするしかないと思いますし、その評価で賞与が決まるのも仕方がないと思います。


一方、能力考課というのは、「将来への期待によって給与(昇給)や役職(昇格)を決めるもの」でしょうから、能力が高いなら「高い」として、昇給させたり昇格させて、本人の能力に見合う適切なポジションに異動してもらえば良いと思います。


今の運の良さがずっと続く確率よりも、今ある能力が下がる確率のほうがずっと低いと思いますので、能力のある人がそれを十分に発揮して仕事を続けていけば、長い目でみたときは能力の高い人のほうが評価されると思います。


そう考えて、粛々と人事考課をするしかないと思うのですよね。

 

 

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