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2015/11/28

白熱灯・蛍光灯からLEDへ

政府は、2020年度を目標に、白熱灯と蛍光灯の国内での製造と、国外からの輸入を実質的に禁止する方針だそうですね。省エネ性能が高いLEDへの置き換えを促すということのようです。

 

自分の場合、自宅も職場も白熱灯と蛍光灯だけでLEDはないのですが、職場はともかく、自宅はLEDに置き換えても、たいした省エネ・節約にはらならいような気がします。1日のうちに何時間も使っているわけではないですからね。家庭でできる最も大きな節約は、テレビを見ないことだと聞いたことがありますが、おそらくその通りだと思います。

 

さて、こういう話しで思い出すのが、交通信号機が使う電気の話しです。「LEDに変えると原発1基分が浮く」みたいな話しを、一度くらいは聞いたことがあると思いますが、実際はどのくらいの電気を節約できるのでしょうね…。ということで、警察庁が発表している都道府県別交通信号機等ストック数(2014年末現在)を参考に、東京都の例を計算してみました。

 

 

東京都の交通信号機の総数は15,677基で、車両用信号灯器が107,557灯(うちLEDが81,769灯-76.0%)。歩行者用信号灯器が85,774灯(うちLEDが50,393灯-58.8%)です。信号灯器に使用される電球の大半は70Wで、これがLEDになると15Wという話しですので、これをもとに計算してみます。信号機1基あたり、点灯しているランプは1灯のみ。同時に複数のランプは点灯しないと仮定した計算です。

 

■東京都の交通信号灯に必要な電力(現状のLED化率を60%と仮定)

70W×6,270基+15W×9,407基=580,005W (A)

 

■東京都の交通信号がすべてLEDになったとした場合に必要な電力

15W×15,677基= 235,155W (B)

 

■東京都の交通信号がすべてLED化した場合に節約できる電力(A-B)

580,005W-235,155W=344,850W

 

最近の原子力発電の発電機出力は、1基あたり1,300,000Wくらいあるということですが、古いものでは300,000~500,000Wということなので、LED化が進めば、東京都だけでも旧式の原発1基分くらいの電力が節約できそうです。

 

これを全国でみた場合は、信号機は204,713基で、車両用信号灯器が1,251,216灯(うちLEDが514,320灯-41.1%)。歩行者用信号灯器が976,463灯(うちLEDが329,854灯-33.8%)ですので、この数値で東京都の例と同様に計算してみます。

 

■全国の交通信号灯に必要な電力(現状のLED化率を40%と仮定)

70W×122,827基+15W×81,886基=9,791,180W (C)

 

■全国の交通信号灯のLED化率が今の倍になったとした場合に必要な電力

70W×40,943基+15W×163,770基=5,322,560W (D)

 

■全国の交通信号灯のLED化率が今の倍になった場合に節約できる電力(C-D)

9,791,180W-5,322,560W=4,468,620W

 

最近の原子力発電の発電機3基分ですね。これだけみるとすぐにでも…と思いますが、実際にLED化するには、相当のお金がかかりそうです。でも、太陽光発電に補助金を出すのなら、こういうことに使ったほうが良いのではないかな…。太陽光発電は自然にやさしいと言いますが、野山を切り開いて設置しているところなどをみると、本当にそうなのかな…と思ってしまいます。それだったら…と思いますね。

 

ちなみに、この資料では、都道府県別に信号機と信号灯器の数が集計されているのですが、最初は信号機と信号灯器の違いがよくわかりませんでした。信号機は1基、信号灯器は1灯とカウントしてあったので、信号灯器の数は、信号機についているランプの数かな…と解釈しましたけど違うかな…。

 

 

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